olivemama2007-06-09

昨夜テレビを見ていたら、中村中(あたる)という人が出ていて、
その人は性同一障害で、心は女性なのに
体が男性という人でした。その人は歌を創る人で、
「友達の詩」という素敵な歌を弾き語りで歌っていました。
子供の頃いじめを受け、世の中に受け入れられない心を隠して成長した彼女の歌は、
何処か物悲しく切ない旋律で、聴くものの心を震わせる力を持っているようでした。
「男らしい」「女らしい」が死語となった今でも、
男女差別を感じさせる考えの人はたくさんいます。
「女のくせに生意気だ」とか「女は若くてちょっと馬鹿がいい」とか
…「女は産む機械だ」とかね。
私が子供の頃の家族は、優しくて口下手な父と家を取り仕切っているおしゃべりな母と
よく働く真面目で明るい祖母と頭がよくて自分の道を進む姉との5人家族でした。
農家でしたから、みんなで協力して仕事をしました。
力仕事もしましたし、台所仕事もしました。
圧倒的に女が多い家族の中で、男女差別を知らずに育ったことは
幸せなことだったと思います。
小学校の教員の世界も、男女問わず仕事はほとんど平等です。

だから、普段あたりまえと思っていることが
世間では通用しない時、
「え、どうして」と思ってしまいます。
性の違いは確かにあるんだけど、
それを差別にしてはいけない。そう思います。
 
 ※ 画像はこの前ハーブ園で撮ったラベンダーとカモミールです。