グッバイ、レーニン!

olivemama2005-06-18

旧東ドイツの様子がよく描かれていました。
確かに社会主義にも資本主義にもいいところもあれば弊害もある。
そんなことを考えさせられた映画でした。
今、神様が紙様となり、お金第一主義的な考えに
毒されてしまっている人が多くて辟易することもしばしばです。
理想国家を自分で創ることができるとしたら…
と、監督が考えたかどうかは知りませんが、
アレックスは自分のいいように社会主義国家を創り上げてしまいました。
それは病気の母のためだったんですけどね。
この映画で1番心に残ったのは
主人公の母に対する愛情というか、思いやりの心でした。
本当に健気で優しい青年です。
観ている間はなんともなかったのに
エンドロールが流れたとたん、なんだかうるうるっときました。