好きな本

olivemama2005-07-11

あまんきみこさんの「車のいろは空のいろ」という本があります。
その中に「白いぼうし」というお話があります。
それが、国語の教科書に出ているんです。あらすじは…

タクシーの運転手の松井さんは、田舎のお袋さんが送ってきた夏みかんを車にのせて走っていました。ふと、道に落ちている帽子を見つけました。そこで、車に惹かれないようにとつまみあげた帽子から蝶が飛び出しました。それは男の子が捕まえておいた蝶だったのです。困った松井さんは帽子の中に夏みかんを入れておきました。車に戻って松井さんは、いつの間にか乗っていた女の子にせかされて菜の花橋まで行きました。ところが驚いたことに、女の子はいなくなっていたのです。そして、外では蝶がたくさん飛んでいました。

とてもファンタスティックなお話です。
ほとんどの子は女の子は蝶だったんだと言います。
でも、そんなことはあり得ないと頑なになる子も時々います。
お互い意見を出し合うにはいいのですが、
私はファンタジーの世界で遊べる自分ももてればいいのにと思います。

「車のいろは空のいろ」
空いろの車を町でみかけたら、きっとそれは松井さんのタクシーです。手をあげて、車のざせきにすわったら、「お客さん、どちらまで?」それが、ふしぎな旅のはじまりです。
松井さんの空いろのタクシーは、だれでものせてもらえます。男の子や女の子はもちろん、ピエロのお人形やくまのぬいぐるみだって。それから、この本をよんでいるあなたたちも。
松井さんの車のいろは、空のいろ。ぴかぴかのすてきなタクシーです。町かどのむこうは、星のまち、天のひろば。―もうひとつの世界の入り口です。きょうも松井さんは、ふしぎをのせて走ります。

戦争を題材としたお話も入っています。しみじみとして悲しくてほろりとしてしまいます。
さて、松井さんの正体は?・・・それは読んでのお楽しみ。