午後からは、読書しました。
中3の次男が読み終わったからと貸してくれた「GO」
映画化されて話題になっていたから、少し筋は知っていたつもりですが、
思っていたよりおもしろくて、一気に読み終えてしまいました。
今度DVDも借りてみようかなと思いました。
「在日」の人たちの気持ちが少し分かったつもりになりました。
それと、養老孟司の「バカの壁」。
その中で、今の教育は子供のことを考えていない。
先生は管理職を、子供の親を、教育委員会を、
文科省を見ているという一節がありました。
私は子供にしっかり眼を向けていたいといつも願っているのですが・・・
時々、文科省は本当に子供のことを考えているのかと思うことがあります。
子供という十把ひとからげの存在ではなく、
現場で実際に私たちが接している子供のことをです。
まるで実験のようにモデル校、研究校を簡単に指定し、教科書を変える。
子供にとっての一年間は二度と経験できない一年間なのに、
そういうことが分かっているんだろうか。ダメだったからやり直すなんてできないのに。
教育の子供への影響は大きいものがあると思います。
だからこそ、何が大切かしっかり見極めなくてはと思うのです。
この「バカの壁」では教育現場では個性を伸ばすなどということより、
親の気持ち、友達の気持ちが分かるように育てることが大切だと言っています。
神が一人だという世界のように、「正解は一つ」といってバカの壁に囲まれると、
自分と違う立場のことを見ることができなくなってしまうと言うのです。
ちょっと「なるほど」と思いました〜。
読書にふけったのは久しぶりでした。読み始めると止められなくなる性格なので、
時間が確保できないときは本に眼を向けないようにしているから…。