「〈自己発見〉の心理学」国分康孝  講談社

olivemama2005-09-11

打ち破れない悩みの壁。果てしなく深い落ち込みの奈落…。「ねばならぬ」の思い込み(ビリーフ)が自分自身を呪縛する。ビリーフを探り出すこと、そして合理性の定規を当てること。陥穽の非合理性に気づくことがブレイク・スルーの始まり。解放のための「自己発見」の勧め。

↑これはなんだか難しい紹介ですが、何事も「ねばならない」という考えに固執せず
柔軟に考えればいいということが全編にわたって書かれていました。
私も、若い頃は「ねばならない」と自分を追い込んでいたように思います。
でも、その固定観念から少しずつ脱却できたのは
以前に読んだ「パパラギ」という本との出会いもあると思います。
これは「はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集」です。
私の周りの人が言う常識というのは、全世界に共通する常識ではないし、
いろいろな場所にはいろいろな価値観がある。
そういえば、一夫一婦制じゃない国もあるわけだし、
ネクタイをしていないと正装じゃないということもないし、
人を殺すよりも嘘をつくほうが罪が重いという考えもある。
だから、人に左右されずに自分なりの哲学を持って生きていればいいんですよね。
そうすれば、自分で幸せと思える日々を過ごせるように思います。
もしかしたら、自己満足なのかもしれないけど…。