下妻物語

 田園風景が広がる美しい茨城県下妻市。青空の下フリフリのロリータ・ファッションで闊歩する少女・桃子(深田恭子)の生きがいはお洋服。ロリータ一直線で他人を必要としない桃子の前に、真っピンクの改造原付きに乗った地元のヤンキー少女(土屋アンナ)が現れる。
 乙女派作家・嶽本野ばらの同名小説「下妻物語」を中島哲也が映画化。ロリータをこよなく愛する主人公に深田恭子、地元ヤンキー役にティーンに絶大な人気を誇る土屋アンナと他にも個性豊かな共演者たちがインパクトを与えている。中島監督の映像センスが光る劇画のようなカット割りには要注目。

あまり期待しないで見たのですが、面白かったです。
漫画チックなんだけど、現実的な部分もあり、
映像の創り方が工夫されていて感心しました。
乙女チックな格好をしている割には「私は一人でいいの」っていう桃子の強さには
ちょっと憧れさえ感じるくらいで…
その反対に、いちごは特攻服を着ていて一見強そうだけど、情にほだされやすく、
感情の起伏が激しくて、とっても一人では生きていけない脆さをもっていることが
またまた魅力的で、可愛かったです。