機関車先生

坂口憲二です。
伊集院静原作の同名小説の映画化で、
瀬戸内海の美しい海と自然を背景に、
口のきけない先生と純粋な子どもたちの
ふれあいを詩情豊かに描いています。
坂口憲二はセリフなしで内面を表現するという役を見事に演じていました。
子役の子供たちが可愛くて可愛くてときどき、泣けてしまいました。
昭和３０年代。私が育ったころの雰囲気でした。
あの頃はよかったなと郷愁のようなものも感じました。
テレビが白黒だったり、ケンパで遊んだり、
道も舗装されていなくて、脇に大きな木があったり、
着ている服も髪型も、ああそうだったと思い出したりしました。
便利になることは楽ができるし、いいこともいっぱいあるけど
みんな生き急いでいるように感じるのは、私だけでしょうか…。