olivemama2005-10-06

今、国語で「一つの花」というお話を学習しています。
戦争を扱った物語です。
世界中が平和と共生をと願っているにもかかわらず、
今現在も戦争の続いている国があります。
ところが日本では戦後60年を迎え、戦争体験者が減って、
語り継ぐ人々がいなくなり、過去の戦争が風化しつつあります。
子どもたちにとっても戦争は関心の対象ではないようです。
けれども、そんな中、夏休みに広島へ行き、
原爆ドームを見た経験を自由研究としてまとめた子どもがいました。
学級内での発表会のとき、
「折鶴がたくさんお供えしてあって、
 ずっと昔にあった戦争が今も人々の心に残っていることを感じました」
と感想を話してくれました。家の人からは、
「戦争というもの、人の死ということを感じてほしくて連れて行きました」
という内容の手紙をいただきました。
彼女が感じた少しでいいから、クラスのみんなに広げていきたい。
戦争というものの悲惨さを「一つの花」を通して感じてほしい。
…そう思っています。