ひとくちに算数が苦手といってもいろいろある。
◎九九などの単純な記憶が苦手。
…そのわりにはゲームなど、自分の好きなことはちゃんと覚えられるので、
単になまけものとしか思えない。ともかく、記憶するということに抵抗があるタイプ。
◎数という概念が身についていない。
…買い物をしたり、トランプをしたりという数字を使う経験が不足。
だが、多分もともと数字を頭の中で具体的なものに変換することが難しいタイプ。
計算する時に、いつまでたっても手を使ってしまう。
◎問題をよく読まない。
…いわゆる早とちりタイプ。なんでもさっさと終わりたいので、
よく読みもせず書けば安心してしまう。計算間違いも多い。
◎思い込みが強い。
…覚えたことはできるがなかなか応用できないタイプ。
やったことがある問題はちゃんとできるのに、
ちょっとでも数字が変わったり、単位が変わったりするとパニックになる。

まだまだいろいろなタイプがいると思う。
それぞれに対処法はあるが、いずれにしても本人のやる気がまず第一だ。
そしてやる気を出させるにはできたことをほめていくしかない。
できないことを叱られたってやる気をなくすだけ…だって、
子どもはみんな「分かりたい」「できるようになりたい」と思っているんだから。